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●「セラミックボールの硬さと吸水性」のマトリックス図について |
セラミックボールを水(お湯)に入れた時に、水をどれだけ保持できるかのイメージを吸水性という形でビジュアル化しました。 一般的にセラミックボールは、高温で硬く焼きしめれば吸水性が落ち、低温で柔らかく焼けば吸収性は上がります。 これに、セラミックボール原料、焼成時間などが関係してきます。 セラミックボール原料は、原料内にガラス質の分量が多ければ吸水率が落ち、ガラス質の分量が少なければ吸水率が高まります。 ガラス質をわざわざ混入して硬めることもあります。 セラミックボールの焼成時間が長ければ長いほど吸収性は一般的に落ちます。(焼き物で言う"焼き締め"と同じ原理です) セラミックボールは、物がセラミックなので、紙おむつで使用されている高分子ポリマーのように、どんどん吸水する訳ではありません。 セラミックで吸水性を高めたものとして、セラミックアロマディフューザーなどがありますが、これは受注して初めて製造に掛かるもので、特別なものとして扱います。 |
●硬さと吸水性のマトリックス |
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上記マトリックスは、一般的なセラミックボールの硬さと吸収性の関係を表したマトリックスです。 |
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●各イメージグラフの意味 |
お客様のセラミックボールのご使用環境、接水時間、使用方法、使用目的が全く違いますので、弊店では、セラミックボールが示すであろう吸水性をイメージとして下記のとおり、ページに表示いたします。 |
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●1.セラミックボールが柔らかくて吸水性が高い |
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セラミックボールは柔らかくて吸水性が高い。 ソフトセラミックボールがこのエリアです。 このエリアに入るのは理屈どおりのセラミックボールです。 このエリアのセラミックボールは、小さな穴が無数にある多孔質のセラミックボールが大部分です。 たとえば、ゼオライトセラミックボールや麦飯石ゼオライトセラミックボールがこのエリアのセラミックボールです。 |
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●2.セラミックボールが硬くて吸水性が高い |
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セラミックボールは硬くて吸水性が高い。 このエリアに入るのはひと手間掛けたセラミックボールです。 たとえば、有機物の粉をセラミックボールに混ぜ込んで焼成すれば、熱で有機物は燃えて無くなり、燃えて無くなったところは穴となります。 硬いけど吸収性の高いセラミックボールが完成します。 穴の大きさは、有機物の粉の量と大きさを調整すればコントロールできます。 |
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●3.セラミックボールが柔らかくて吸水性が低い |
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セラミックボールは柔らかくて吸水性が低い。 このエリアに入るのはガラス質を多く含む原料にした場合、低温で焼いてもがっちりとガラス質が結びつき、簡単に割れるのに吸水性がないセラミックボールです。 |
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●4.セラミックボールが硬くて吸水性が低い |
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セラミックボールは硬くて吸水性が低い。 ハードセラミックボールがこのエリアです。 このエリアに入るのは理屈どおりのセラミックボールです。 一般的には、焼成時間は長く、焼成温度は高く。 ガラス質の分量により焼成時間、焼成温度はまちまちです。 |
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長々とお読みいただきありがとうごさいました。 |
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